フィリピンナショナルバンクの評判

フィリピンナショナルバンクは1916年に国立銀行として設立された歴史を持つ銀行です。東京支店は1996年にオープンされて以来、日本からの海外向け送金サービスなどを提供してきました。その事業内容や評判について見ていきましょう。
海外向け送金サービス
日本では1996年に東京支店が設立されたフィリピンナショナルバンクは、フィリピンにおける最大手のコマーシャルバンクとして営業してきた実績を持つ銀行です。日本をはじめ、各国で働くフィリピン人労働者に貢献するための海外向け送金サービスを多彩に展開してきました。日本ではすでに20年間にもわたる長い期間、日本在住のフィリピン人やフィリピンに関連を持つ日本人を対象にサービスを展開してきました。みずほ銀行を主要取引銀行とし、ゆうちょ銀行のファシリティを利用した送金スキームを確立するなど、日本とフィリピンの結びつきを活かした便利な仕組みが評判を得ています。
海外向け送金方法は5つの方法から提供されており、窓口での送金や銀行振り込みによる送金、現金書留の他、みずほバーチュアルアクセスや郵便局を利用した送金に対応しています。みずほ銀行を利用する際には、窓口またはATMで気軽に送金することが可能。他の方法も比較的手軽に海外向けの送金が叶う、利用者一人ひとりに合わせた柔軟な方法が用意されています。
預金口座の提供
フィリピンナショナルバンクでは、東京支店にて預金口座を開設することもできます。登録時には1万円以上の預金が必要であり、日本国内の口座であるためフィリピンでの引き出しは不可能。ただしファックスの指示にて引き出しや送金が行える他、同じくファックス支持で円口座から米ドル口座への振り替えが可能です。米ドルでの普通預金口座も開設可能であり、こちらもファックスの指示にて引き出しや送金、ドル口座から円口座への振り替えが可能です。
また、円定期預金口座や米ドル定期預金口座の開設も対応しています。同社では外貨定期預金の為替リスクについても丁寧に明示しており、日本円への変換はTTSまたはTTBレートを使用することが明かされています。日本においてすでに20年のサービス提供実績を持っており、フィリピン人の就業パターンやコミュニティの要望、テロリズム対策なども確立済み。安全性へのこだわりも評判の一つとなっています。
ハウジングローン
就労者や長期滞在者、永住者などの在留フィリピン人を対象に、ハウジングローンも展開しています。フィリピンのメトロマニラ及び主要な都市にある宅地、コンドミニアムの取得として使用する資金のローンを利用することができ、同時に4件までの融資が可能とされています。
すでにフィリピンで不動産を所有しペソで返済をしている場合でも、フィリピンナショナルバンクで借換えを行うことも可能です。すべての書類がそろっている場合には、平均3か月程度でローン審査が完了。日本国籍を含む外国籍を取得していたフィリピン人でも、1000平米までの不動産を購入できます。